February 25, 2006

犬との暮らしのパラダイム (3)

犬との暮らしにもたくさんのパラダイムがある.
しつけ,訓練,ドッグスポーツ,食餌,運動,疾患と検査・・・,あらゆるものに潜んでいる.
だいたい 「良くしつけされた犬が飼い主に寄り添い行儀良くふるまう」 とか 「人がコマンドを出して犬が従う」 というのだって,一見疑う余地が無さそうだが, "人と犬との望ましい関係" パラダイムの一つに過ぎない.

で,話は戻って Barbara氏のサービスのこと.
おそらく彼女が提供したかったのは,どう犬を訓練するかとか,どう問題行動を矯正するのかといったテクニックやノウハウではない (んじゃないかな).
むしろ犬とどうつきあって,そこから何を学ぶべきかを伝えたいのだ (きっと).
つまり犬との関係に対する一つのパラダイムを提唱したかったのだ (と思う).

「犬に学ぼう」 というセリフは,謙虚っぽくて耳にも心地良いのでよく使われるのだが,本当にそう信じて教わろうとする気持ちが持てる人は少ない (に違いない).
彼女はそれを実践し,確信を持って人に伝えようとしている.
ビジネス向けのコンサルも別に奇を衒ったわけではなく,彼女にしてみればごく自然な発想だったのだろう.

実は,自分たちのファームでも似たようなことができないかと考えている.
つまり,犬や動物たちと暮らすことの自分たちなりのパラダイムを実践し,あわよくばそれを発信していきたい,,,普段当たり前と思っていることを,ふと立ち止まって考えられるようなほわっとした場を提供したいと.(カッコつけすぎ?)

どうやって?というのと,Hiroさんの暴走をどう食い止めるかという大きな課題が残ったままだが,少しずつ形にしていきたいと思っている.
乞うご期待,と言えるかどうか・・・

おわり

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