February 25, 2006

犬との暮らしのパラダイム (1)

京の片田舎でマイクロファームを開き,Hiroさんが動物たちと暮らし始めて1年を過ぎた.
これにはちゃんとした理由があるようで実は無いのだが,イギリスでボーダーコリーセンターを運営している Barbara Sykes 氏の影響が大きいことは確かだ.

氏が提供するゲスト向けのサービスは,ちょっと変わっている.
もちろん,しつけ相談など普通のメニューもあるのだが,メインは "シープドッグ体験" .
"講習" でなく "体験" なところがミソである.
文字通り,犬と一緒に作業するということを,羊追いを介してゲストに体感してもらう.
もちろん,コマンドやボディアクションも教えるけれども,決してそれが主目的ではない.犬の訓練でもないから,ゲストの犬ではなく熟練した彼女自身の犬を使う.

これだけでも十分ユニークだと思うのだが,最近,何をトチ狂ったか企業向けのコンサルテーション(研修)まで始めた.
バリバリのビジネスパーソンやプロジェクトマネージャーたちに,チームワークとは何ぞや?コミュニケーションとは?なんてことを,犬との共同作業を通して説くのだそうである.

何考えてんだ,この人は?・・・と最初は思ったのだが,今は少しわかるような気がする.

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