自然界では、それを構成する一切合切が固有のリズムを持っている。
数分で世代交代する菌もあれば、樹齢数千年の木もある。流れる水は一瞬も留まらないが、川の流れは悠久である。
たぶん時間というのは、万物を律する基軸として厳然としてあるのではなく、それぞれのモノに付随した固有のものとして存在する。。。これは科学的ではないけども、少なくとも自然界で暮らす私たちは、そう捉えた方が「自然」ではないだろうか?
それぞれ固有の時間だからして、他者にはどうすることもできない。
ジタバタせず、相手の時間を尊重し、せいぜい寄り添うしかない。
ちょうど、アサガオの種を植えた鉢植えに「早く芽が出ますように」と手を合わせるように。
みつめることで対象のリズムに共振し、それによって強迫的な時間の呪縛から逃れる・・・熱帯魚を鑑賞するということ、あるいは動物や自然を見るということは、そういうことではないだろうか?
つづく
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